Our Heartfelt Christmas 2017
皆様こんにちは。
お正月の準備で忙しい頃となりましたがいかがお過ごしでしょうか。
私はと言いますと、来月初旬から始まる1月レッスン準備のラストスパートでお正月返上予定。そのレッスンでご紹介するパンは大変いい仕上がり具合になってます♪
さて、今日は我が家の今年のクリスマスのお話。
25日のクリスマス当日、午前中は小雪の舞うホワイトクリスマスになりました。
サンタさんを信じている下のチビは朝は弱いはずなのに一年のうち今日だけは張り切って6時起床。
暖炉の脇に積まれたプレゼントの山を嬉しそうに開けていました。
敬虔なカトリック信者ファミリーを持つオットにとっては特に、クリスマスは心を込めて丁寧に作ったお料理やお菓子を囲みながら、愛する家族と一緒にこの日を平和に迎えられることを感謝できればそれに勝るものはありません。
我が家では数日前からこの日のためのお料理の準備開始。
クリスマス当日、私は午後4時を回る頃には製作依頼を頂いていたお菓子作りもひと段落つき、ワインを開けるのが待ちきれません。
チーズに詳しいオットが某チーズ専門店で購入してきたチーズ2種を、自家製赤ワインコンポートと共に、アペロとしてこちらのワインを開栓。
フランスロワール地方のAOCワイン、Sancerre。ソーヴィニオン・ブラン種のぶどうを使った白ワインです。辛口白はとびきり冷たいのが好きなので、キンキンに冷やしていただきます。
幾層にも折り重なるようなアロマの層が広がっていき、辛口の中にも蜂蜜のようなどこか甘い香りが美しい。
アペロのひと時に続いて前菜として準備したのは、ホタテのポワレ、柚子とヴェルモット風味のブールモンテソース。白アスパラガス添えにしてみました。今年10月のパリで食べたあの美味しさが再び味わいたくて作りましたーーー
メインディッシュの最終準備をしている間に私にとって今日の主役であるこの一本をデキャンタージュしておきます。
2008年物アマローネ。
生産量が少なくワインが出来上がるまでに手間がかかるという希少ワインともいえるイタリアの高級ワイン。
まさに Joy of Living。最高に美味しいワインを飲むときほど生きている幸せを感じることってありません。
ディジェステフとしても通用するのではないかというぐらいパワフル。その芳香さはまるでポルト酒の如し。その深みはまるでブランデーの如し。
お値段は張りますが、お誕生日や結婚記念日など家族の記念日に特別な気持ちで購入している一本。息子たちの誕生日の時でさえどさくさに紛れて入手したり、、、よくよく考えると購入機会がだんだん増えてる?いやいや恐ろしくてそこに向き合いたくないというか。。。
このワインと合わせるお料理として作ったのは、牛肉のバローロ煮込み、シャントレル茸とポレンタ添え。
バローロをフルボトル贅沢に使って煮込んだこちらの一品を最高のアマローネと一緒に頂く。私にとってはこれぞ食芸術と言いたくなる至福のひと時です。
七面鳥は残念ながら我が家では不人気なのですが、この一品は人気度120%。
ディナーの締めくくりとしての一皿を飾るのは、今年のクリスマスケーキとして作ったプチ・ガトー。
クリスマスツリーにぶら下げるあの玉に似てるね〜って、オット談。 そうよ、分かってくれたのね、どうもありがとう
ふと気がつけば息子たちは去年の今頃に比べて随分と成長した。
もうとっくの昔におっぱい飲み飲みのベビちゃんじゃなくなったんだな、、、などとちょっぴりセンチメンタルな感傷にふけりながら、お腹は満腹、ほろ酔い気分。
クリスマスの夜は平和に静かに更けていきました。
Love & Gratitude 🎁 Reikocakes French Pastry and Cooking Studio