Archive Oct 10, 2016

Palais Garnier

Posted by on Oct 10, 2016 in Quoi de Neuf ?   | Leave a comment

 

先日の日曜日はポカポカ暖かい1日となりました。

日曜のパリはお店もほとんど開いておらず街はのんびり。

私は午後パリオペラ座へ行く予定にしていたので午前中は滞在先でゆっくり過ごし、お昼頃家を出発。お天気が良いのでずいぶん手前のメトロで降りて散歩がてら歩いてオペラ座まで行くことにしました。

散歩途中、右手にTuileries公園、左手には高級ホテルの並ぶRivoli通り。

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Vendome広場も通り過ぎて行きます。

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今回観るバレエ公演は1875年に建築完成したPalais Garnierで。ここに最後に来たのは3年前バレエManonを鑑賞したときで、今回3年ぶりとなります。

この辺りはいつ来ても大変賑やか。観光バスも多く、沢山の人々の待ち合わせ場所にもなっています。少し早く着いたのでGarnierの脇にある1862年オープンのかの有名な歴史的カフェ、Café de la Paixのテーブルにつき、

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Chocolat chaud、いわゆるホットチョコレートを注文。

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フランスのホットチョコレートは濃厚でトロ〜っとしているのが特徴。

 

開場の時間が近づいてきたので早速Palais Garnierへ。

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中へ入ればそこは豪華絢爛なオペラ座の世界。

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カジュアルな人から着飾った人まで、皆思い思いに今日の公演を楽しみにしている様子。

私は普段ならまずは一杯飲むところですが今日は3年ぶりに見るMarc Chagallの天井画が早く見たくて、取り敢えずまずは席のある場内に入りました。

入って上を見るなりワッと迫ってくるようなシャガールの世界。

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こんなにもsweet & dreamy な愛に満ち溢れた天井って他にあるんでしょうか。いつ来てもその美しさは増すばかり。思わず何度も何度も上を見上げてしまいます。

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この会場、会場内通路にも補助席がついていて、皆が着席すると通路も席に。よって通路が完全に塞がってなくなってしまうというなんとも恐ろしい構造。初めて来た時はエッとビックリしました。。。開演途中立ち上がって退場、ということはまず無理。オセロみたいに場内通路までギッシリ人で埋まって通れないんです。

 

さて本題の演目ですが、今回はモダンバレエの小品集。かの有名なWilliam Forthythe をはじめ、Justin Peck, Tino Sehgal, カナダの振付家Crystal Pite、の4人の作品です。

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どの作品も本当に素晴らしい公演でした。Forthythe氏の作品は使われたJames Blakeの音楽と相まって大変ドラマティック。Crystal Pite氏の作品は終わるや否やスタンディングオーベーションが鳴り止まないほど観客の皆様大フィーバー。ダンサー達のダンスが圧巻だったのは言うまでもありません。ちなみにPite氏、カナダはB.C.州出身で現在バンクーバー在住だそうです。そして公演最後の演目、Tino Sehgalの作品はなんとダンサーたちが観客席で踊るという演出。それにつられて最後には観客たちも皆で踊りだすという、大変な盛り上がりで公演は幕を閉じました。

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日曜の休息日を終え、月曜日からまたキッチンでの日々が始まっています。

フランス語を今後もっともっと頑張ろう、と痛切に感じる毎日です。。。