夏のローカル果実大好き!素材の持つ美味しさを最大限に活かしたイギリスのデザート作り

Posted by on Aug 1, 2017 in Quoi de Neuf ?   | Leave a comment

 

 

 

皆様こんにちは。

カナダでは入手できないと思っていた生のミラベルが手に入りました。

 

普通のプラムの半分ほどの大きさのプラム、ミラベルは甘みが強く大変美味。フランスやドイツでこよなく愛され、その収穫の季節にはミラベルを使ったお菓子をよく見かけます。その昔ミュンヘン在住時にはミラベルのタルトが好きで好きでよく食べました。

あちらヨーロッパのミラベルは黄色なのですが、今回入手できたBC産のものは赤とオレンジ色の混ざったもの。パクッと一口で食べられる大きさのそのコロコロ可愛い姿と甘〜くジューシーな果肉が最高に美味しい♪

 

さ〜てこれを使って何を作ろうかな。ーーーと思っていたのですが、ちょうど先日のコース料理のレッスンの中で皆様にヘーゼルナッツシュトロイゼルを使った番外編の一品としてオススメしたのがイギリス在住時の懐かしのデザート、クランブル。レッスンの際作り方のご質問を色々と頂いたので、こちらの作り方をご参考にご家庭で作って頂けたら、と思います。

クランブルは、オーツを使ったものやら様々にレシピはありますが、只今コース料理レッスンでご紹介中のシュトロイゼルレシピを使用して作るクランブルがやっぱり最高です。普段我が家では大きな耐熱皿を使用してど〜んと家族全員分作るのですが、今回はラメキンを使い一人分サイズで作りました。

夏のローカル果実 Love! 開催中のコース料理レッスンではクランブルをマスカルポーネのソルベ&さくらんぼのポワレと組み合わせていますが、こちらのクランブルもそれに負けず劣らず美味。

季節によって使う果物を変えて、一年中フルーツ感を満喫できるのが魅力のデザートですーーー

 

 

 

 

*:・゜。*Heavenly Delicious ! Summer Crumble with Local Fruits*:・゜。*

夏のローカルフルーツでヘブンリーデリシャスなクランブル

 

 

《材料》

ヘーゼルナッツシュトロイゼル        2017年8月のコース料理レッスンでご紹介中のレシピ1単位 

夏のローカルフルーツ色々取り混ぜて(今回はミラベル、さくらんぼ、ブルーベリー、ルバーブを使用)使用容器に合わせ量は調整

 

*:・゜。*:・゜*:・゜。

 

 

《手順》

1、果物は一口大にカットし、さくらんぼなど種のあるフルーツは果実を半分に切って種を取り除く。ルバーブ使用の場合はそのままざく切りにする。カットしたフルーツは大きい耐熱皿に、あるいは一人用サイズのラメキンに入れる。

 

2、シュトロイゼルを果物の上に散らす。果物が隠れるぐらい、十分な量を散らします。

 

3、360Fに予熱したオーブンで、一人用ラメキン使用の場合約40分焼く。焼き上がり具合は “グラタン” の要領。容器の縁からジューシーな果実が ”グツグツ” してくるまでしっかりと焼きます。

 

4、熱々をふうふう言いながら食べるのがなんて美味しい♪ 泡だててない無糖生クリームをタラーッと垂らして食べるのがイギリス流。濃厚なGreek Yogurtを添えて食べるのが私流。

 

 

オーブンで焼く際フルーツにはお砂糖は一切加えず、果物本来の自然の甘酸っぱさと新鮮さを楽しむのが私のレシピです。上に乗せたシュトロイゼルのサックサクな香ばしさと素朴な甘み、グツグツに焼けた旬の熱々フルーツ、お好みに合わせて冷たい生クリームやアイスクリーム、グリークヨーグルトを添えて。

熱々、ひんやり、サクサク、とろーり、賑やかなコントラストが最高に美味しい♪ 病みつきになります。

普段お菓子は食べるより作る方が好きな私ですが、今回出来上がったそばから一人で二人分の熱々クランブルを一気に食べてしまいました。。。甘さ控えめでフルーツたっぷり、これは余裕で朝から食べれるな〜

最近出回り始めたローカルのピーチや杏もクランブルにすると最高に美味しい素材です。

シュトロイゼルはそぼろ状にして冷凍保存しておくと、ふと食べたくなった時や急なお客様の際にいつでもクランブルが作れてとっても便利!

美しく輝く旬の地物果実を見るとあれこれ無性にお菓子が作りたくなるこの季節に我が家で何度でも作っては食べる、大好きな一品です。

 フランス菓子・パン・おもてなし料理のトータルクッキングスタジオ Reikocakes