Aux Lyonnais
ずっといいお天気続きのパリ。
朝から夕方まで製菓講習で毎日大変充実した一週間。ーーーでいよいよ週末、金曜日の夜。私の知人がそこでシェフをしていたことがあるという繋がりで、とあるビストロへ出掛けました。
パリの中心部オペラ座界隈にある、内装がレトロでとても素敵なお店。ビストロは肩肘張らずに食事ができるのがいいところ。こちらも気取りすぎずかつサービスはとてもマル、な一店です。
早めの時間に始まった夕食。まだ店内は人もまばら。英語のメニューもあったので私はそちらをお願いし、
前菜に私が頼んだのは Fin Gras du Mezenk beef broth, pot- au -feu vegetables。
ちょうどレストランで期間限定で提供していたMezenk地方の特別な牛を使ったコンソメ。繊細な味付けでお野菜も上等。とても美味で最後の一口まで楽しめました。
友人は Coddled egg with crayfish, garlic bread sticks。
crayfishのお出汁が効いていて、卵の火の通り具合もこれぞ絶妙。ここまでのレベルに仕上がったウフ・ココットをいただくのは初めてかもしれません。
メインにはAlain Ducasse氏のsignature dishの一つ、cookpot。
Cookpot of tiny spelt,raw/cooked green asparagus。
旬のアスパラガスとスペルト麦の一品。大変軽いので肉も魚も食べたくなかった私にピッタリの一品でした。
友人は Lightly creamy free-range chicken fracasees, tender vegetables。
野菜好きの私はとにかくその付け合わせのほうれん草の美味しさの虜に。
デザートは一品をシェアすることに。Cookpot of citrus, lemon sorbet。
熱々のシトラスポットと冷たいソルベの組み合わせ。さっぱりとしていてディナーの締めくくりにまさにピッタリでした。
どの一品をとっても素材の良さをそのままに引き出していて軽く洗練された味わい。昨年行ったミシュラン一つ星BenoisよりDucasse氏のエッセンスの効いたお料理の数々という印象。もっとトラディショナルで重いのを予想していたので大変いい意味で予想を裏切り、ちょっぴり嬉しいサプライズディナーとなりました。
帰り道に通り過ぎたPalais Garnier。