今日の買い食いあれこれ
洗濯機がない以外、とても静かで快適な今回の滞在先。心地よさにつられてついつい寝坊してしまい、今日の起床正午。
製菓講習までまだ日があるのでそれまでにこの時差ぼけをどうにかしないと、、、と思いつつ、毎日夜中起きてはパソコンを明け方までしたりと気まぐれに生活している今日この頃。
バンクーバーに戻る直前に慌てるのが嫌なので予定の買い物も少しずつ片付けて行こうと出掛けた道すがら、毎年行くいつものマルシェの前を通りかかったのでぶらりと寄ってみます。
今回の滞在中料理はほとんどしないつもりなのでチーズだけ購入。
写真手前は去る1月の特別レッスンにご参加になった方々にはおなじみの、フランスAOPを持つチーズ。
欲張って2種買ったせいでいくらチーズ好きの私にしたって量が多い。これを一人で全部食べるかしら、、、?気絶するほど美味しいのだけれども。
次に通りかかったのはかの有名なブーランジェリーPoilane。
大昔の話になるけれど、東京で大学生をしていた頃、某デパートに週一空輸されてくるここのパン・ド・カンパーニュをわざわざ買っていました。
10-15年前によくパリに足を運んでいた頃から通っているブーランジェリー。
地元の人々がひっきりなしにささっとパンを買って行く。
パンは一つ一つ紙でキュッと包んでくれて。
どのパンを選んでも、なんとも自然で滋味深い味わい。フランスの塩がしっかり効いた発酵バターとピッタリと合う。
ここのサブレがとても好きで、粉とバター、お砂糖だけでどうしてこんなに味に違いが出るのかしらとつくづく思う。イースター前でうさぎを形どったものが今回あったのでこちらを購入。バンクーバーに戻る前にもう一度足を運んで子供達にこのサブレを買うつもり。
毎年パリに来ると必ず訪れてその年の新作のマカロンを食べることにしているPierre Herme。新しいパティシエのお店もパリに続々と出来ているけれど、観光客激増の影響かコマーシャリズムに走るお店も多くガッカリすることもしばしばで結局美味しいと分かっているお店にいつも足を運んでしまいます。今回2店ほど新店にも行く予定にはしていますが、何せ一人でなかなか食べきれないのが課題。
マカロンでHerme氏の右に出る人はいないのではないか、、、と勝手に思っている、マカロン今年の新作と前からのお気に入り。
写真下、プチガトーVenus。
ネーミングといい花梨と薔薇の組み合わせといい何とも乙女チックでこれから春を迎えるとパリの公園に咲き乱れる薔薇の花を連想させます。花梨ってこういう使い方があるのかー。またひとつ勉強になりました。パリのミシュラン3つ星レストランL’Arperge で以前食べた、Alain Passard氏のりんごのタルトを思い出させるデザイン。
エクレア教室を先月していた流れでエクレア・カフェも購入。個人的にはいささか重い印象。
製菓講習を前にしてフランス語の辞書をバンクーバーから持ってくるの忘れました。今は携帯でササっと分からない単語を調べることもできる便利な世の中になりましたが、講習参加者の人達とコミュニケーションを取るのに自分の持てるフランス語の全てを駆使しても、自分の言いたいことの半分も伝えられないもどかしさと苦労に毎度直面します。それなのになかなかフランス語の勉強がはかどらないので進歩もしない。よって毎年同じ苦しみ。これからそれがまた始まるのがとても恐ろしい。